介護認定がなくてもデイサービスは使えます|3つのルートと自費利用という選択肢
「親にデイサービスを使わせたいけれど、まだ介護認定を受けていない」
「申請したばかりで、結果が出るまで1か月以上かかると言われた」
そうしたご相談を、当施設でもよくいただきます。結論からお伝えすると、介護認定を持っていなくてもデイサービスを利用できる方法はあります。
認定がない場合、3つのルートがあります
大きく分けて3つの道があり、どれに当てはまるかで手続きも費用も変わります。まずはご自身がどれに近いかを確認してみてください。
「認定がない=自費しかない」と思われがちですが、実際にはルート1・2で保険が使えるケースが少なくありません。順に説明します。
ルート1 総合事業(事業対象者)として利用する
要介護認定を受けなくても、「基本チェックリスト」という25項目の質問に答えて一定の基準に当てはまれば、「事業対象者」として通所サービスを利用できます。
要介護認定の申請とくらべると、次のような違いがあります。
- 主治医意見書が不要
- 認定調査や審査会を待つ必要がない
- 窓口での聞き取りで、比較的短期間に判定が出る
「介護保険を申請するほどではないけれど、最近ふらつきが増えた」「外出が減って足腰が弱ってきた」という段階の方に向いた制度です。窓口はお住まいの地域を担当する地域包括支援センターになります。
当施設では、要支援・事業対象者の方は中野区にお住まいの方を対象にご利用いただいています。
ルート2 認定申請中に「暫定」で使い始める
要介護認定の申請から結果が出るまでには、通常1か月ほどかかります。ただし、結果を待たずにサービスを使い始めることができます。ケアマネジャーが「暫定ケアプラン」を作成すれば、申請中でも利用を開始できるためです。
認定結果は申請日にさかのぼって有効になるので、認定が下りれば、その間の利用分も介護保険の対象として扱われます。
知っておいていただきたいこと
- 想定より軽い介護度の結果が出た場合、区分支給限度額を超えた分は自己負担になることがあります
- 「非該当」となった場合は、利用分が全額自己負担になります
このリスクをどう見るかは、ケアマネジャーと相談しながら決めることになります。やみくもにお勧めできるものではありませんが、「1か月何もせずに待つ」ことのほうが、心身の状態にとって不利益になる場合もあります。
ルート3 自費で利用する
ルート1・2のいずれにも当てはまらない場合や、手続きを待たずにすぐ利用を始めたい場合は、自費でのご利用が可能です。次のような場面でご相談をいただいています。
自費の場合は介護保険を使わないため、ケアプランや支給限度額の制約を受けません。回数や時間の設定を柔軟に組めることが利点です。費用は利用時間・内容によって変わりますので、個別にお見積もりいたします。
自費でも、受けられる内容は変わりません
「自費だと簡易的なサービスになるのでは」と心配される方がいらっしゃいますが、当施設では提供する内容に差を設けていません。保険をお使いの方と同じ一日を過ごしていただけます。
よくある質問
認定がないまま、見学や体験だけできますか?
はい、可能です。見学・ご相談はすべて無料です。認定の有無にかかわらず、まず施設の雰囲気を見ていただくことをおすすめしています。
どこに相談すればいいか分かりません。
お住まいの地域包括支援センターが総合的な窓口です。どこに連絡すればよいか分からない場合は、当施設にお電話いただければ、ご住所から担当を確認してご案内します。
本人が乗り気ではありません。
「まだ早い」とおっしゃる方は多くいらっしゃいます。無理にお誘いいただく必要はありませんので、まずはご家族だけで見学にお越しいただいても構いません。
自費で始めて、あとから保険に切り替えられますか?
可能です。認定が下りた時点で、ケアマネジャーが作成するケアプランに沿った保険利用へ移行できます。
週1回だけでも使えますか?
はい。週1回からご利用いただけます。7時間未満でのご利用にも対応しています。
まずはご相談ください
介護保険の制度は複雑で、「自分がどれに当てはまるのか」を判断するのは簡単ではありません。その判断も含めて、私たちがご一緒に整理します。相談・見学はすべて無料です。「まだデイサービスは早いかな」という段階の方こそ、お気軽にお声がけください。
※ 制度の運用は自治体により異なる場合があります。詳しくはお住まいの地域包括支援センター、または中野区の窓口にご確認ください。